2005-2006シーズン初めて見る舞台。
Lysistrataは、Aristophaneが書いたギリシャ喜劇。
これがまたとても現代的で面白い。
タイトルにある”La greve du sexe”は、”セックスのストライキ”という意味。
話は簡単。争いを止めない男達に業を煮やした Lysistrata は女達を集め、ある作戦を立る。 それは「戦争を止めるまで、性交渉はもたない」というもの。そこから戦争、男女の関係など、いつでも現代的なテーマをベースに繰り広げられる。戦争のくだらなさ、女性の社会での立場などを、とてもコミカルに語ってくれる。
しかも演出も素敵。俳優は6人だが、キャラクターは20人以上。皆表現するために、お面やマリオネットなどを使うのだ。マリオネットもお面も、全部とても独特で、それぞれとても個性的。一人一人に合わせた声、性格がはっきりでててわかりやすい。
舞台美術はシンプル。白い弾力性のある布が二枚、舞台の中央に広げてある。そのウラで影をつかった演技もやっていた。布の間は、きついシャツのボタンみたいに、隙間が数箇所。そこから頭をだしたり、手を出したり。
エネルギッシュでリズム感があり、いいテンポ。チケット代が高いのが本当に残念…。
といっても、15ユーロ(約2000円)。私は知り合いのつてで招待状をもらえたが…。
こっちでは学割があれば殆どの舞台を10ユーロ程度で見れる。
これからもどんどんみなくては。
下はフランスのサイトのコピペ。
Nouvelle traduction d'après Aristophane. Mise en scène de Rafael Bianciotto. Comédie en masque et marionnettes.
C'est avec audace que Lysistrata réussit à convaincre toutes les femmes des cités grecques de faire la grève du sexe, jusqu'à ce que les hommes reviennent à la raison et arrêtent les combats... Lysistrata est une comédie relevée, à la fois légère et porteuse d'un propos philosophique universel sur la guerre et son absurdité, sur les rapports hommes-femmes et sur le pouvoir : une histoire très actuelle !